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ポラリエ強化 - 本体

現在使用しているポタ赤はスカイメモRSとJILVA-170。実際にはどちらもやや大柄で重く、ポータブルと呼ぶには少々無理があります。おまけにf300mmでもガイドできるようにと装備が大げさになってしまいました。広角から中望遠程度のノータッチガイドをもっと気軽に使いたい。いつの頃からか考えるようになりました。

ビクセンのポラリエをベースにコンパクトなシステムが作れないか。価格が安い(実売34,000円程度)、製品寿命が長く品質が安定(多分)、軽くて小さい、等の理由からです。ただし素のままのポラリエでは使い勝手が良くありません。各種強化オプションが販売されていますが、足りないからと言って買い足していけばすぐに本体価格の何倍にもなってしまいます。貧乏なのでできる限り自作します。今回は満月期を使ってじっくりと製作しました。4回に分けてレポートします。

まずはポラリエ本体の強化から。のぞき穴から北極星を導入するなどというのは、私にはとても苦痛でできません。ポラリエは別売の極軸望遠鏡が取り付けられるように極軸が中空になっています。しかし定価は27,810円。お値段はまったくポータブルではありません。

極望にはミザールテックの単眼鏡SD-21(8倍、口径21弌⊆損覲6.5度)を利用しました。お値段は1000円ぽっきり。そのままでは挿入できないので少し加工します。対物側のラバーを長さ約20mm切り取ります。単眼鏡本体の外径は27弌ポラリエ極軸の内径は28弌0.5mm厚の樹脂シートを極軸の内側に両面テープで貼り付けます。これで単眼鏡を差し込めば、あら不思議、図ったようにぴったりと収まります。フリクションもちょうど良いきつさで抜け落ちるようなことはありません。それなりの精度で極軸と平行は保たれているものと思います。

次は十字線。接眼部のラバーは3点ほど接着剤で止めてあるだけです。破らないよう剥がします。接眼レンズを外して後部に十字線を張ります。十字線には極細(0.03号)のテグスを使用しました。接着剤をびよ〜んと伸ばすのは苦手。この位置ではアウトフォーカスでピントは合っていません。かえってぼけている方が線上の星が見えて具合はいいかもしれません。極望に関してはネットの情報を参考にしました。感謝です。

当初は雲台ベースにホールソーで穴を空けて極望は常時使用可能、極軸の回転はそのまま雲台ベースの摺動で行う、という目論見でした。ところが雲台ベースに負荷がかかると摺動がぎこちなくなります。さらにクランプを締めたり緩めたりする度に雲台ベースがカクンと動いてしまいます。雲台ベースの摺動で赤経の位置決めすることに無理があると思えました。

今回初めてパノラマ雲台を購入しました。当初は赤緯軸の回転だけに使う予定でしたが、使ってみてその滑らかさにびっくり。少々の負荷がかかったくらいではびくともしません。すぐに極望の常時使用の方針は変更。極軸の回転にもパノラマ雲台を使用することにしました。従って雲台ベースは極軸に固定。強く締め付けるためローレットネジの一つをミニクランプレバーに変えました。極軸合わせは雲台ベースを取り外して行うことに妥協しました。

雲台ベースにパノラマ雲台を取付けるのは1/4インチネジ1本です。回転防止を施した方が無難とは思いますが、接触面積が大きいのでとりあえず良しとしておきます。それに大きな回転力がかかるわけでもなし。搭載負荷のバランスが取れていれば、それほど大きな力はかからないと思います。使ってみて問題があれば回転防止策を施しましょう。

架台への搭載はアルカプレートを使います。本体とプレートの接続はこれも1/4インチネジ1本。ここはさすがに回転防止策を施す必要があります。プレートにアルミのアングルチャネルを取り付けました(一番上の写真)。プレートは再利用を重ねて穴だらけになっているので白い樹脂シートで目隠ししています。

電源は基本的にモバイルバッテリーを使うつもりです。USBケーブルは電池室フタにクリップを貼り付けて固定しました(一番上の写真)。ミニUSBコネクタは頻繁に抜き差しすると最初にダメになるところです。本体側のコネクタに不具合が発生すると面倒なことになるのでケーブルは常時接続にしました。

ポラリエ本体の強化にかかった費用は流用品を除いて5,400円ちょっと。大半は単眼鏡、パノラマ雲台、ミニクランプレバーです。ミニクランプレバーが意外に高く845円もします。次回は赤緯体の製作です。

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