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マイクロフォーカスアジャスター自作

新月期が近づいているのにまったく晴れる様子がありません。こういう時は撮影環境の改善です。K-ASTECから汎用マイクロフォーカスアジャスターが発売されました。三脚座付き望遠レンズのフォーカス微動装置です。今まで散々書いてきましたが望遠レンズのフォーカスを手で合わせるのは非常に繊細な作業で、少しずれただけでフリンジを発生させてしまいます。待望の製品だったのですぐに注文しました。出荷までは10日ほど要するということです。届いたらレポートしたいと思います。

製品の写真を眺めていたら自作したくなりました。レンズは EF 70-200mm F2.8 L IS II USM を対象にしました。原理的にはそれほど難しい装置ではありません。しかし細かい部品工作とある程度の精度が求められます。私の持っている道具では細かい作業が大変です。安物の卓上ボール盤は穴あけ位置がすぐに±1mmくらいはズレてしまいます。何度か失敗を繰り返しました。

アルカスイス規格のプレートに微動装置を載せた構造になります。プレートはオークションで2500円で調達しました。最も高い部品はこのプレートです。微動装置の骨格は3mm厚のアルミプレートとアングル材を切断して作りました。微動用つまみはCD-1を購入した時に付属していた真鍮製のギヤを流用しました。微動用プレートは長ナットにM3のネジを切って、3mm厚のアルミプレート小片をネジ止めしました。プレート小片には滑り止めに布ヤスリを貼り付けました。このプレートに望遠レンズのヘリコイド部を載せます。微動用つまみを回せばプレートが左右に動き、ヘリコイドがゆっくり回転します。

SIRUIの雲台に取り付けたところです。レンズのヘリコイドと微動用プレートがほど良い強さで接触していなければなりません。実際に使ってみるとピント合わせの方向を反転させる際に問題が見つかりました。遊びが多過ぎるのです。原因は2つ。1つはバックラッシュの影響、もう一つはレンズ自体が三脚座を中心にわずかながら首を振ってしまうことです。前者に関しては最初から想定内で対策するつもりはありませんでした。K-ASTECの製品はスプリングを使ってバックラッシュを取り除く工夫がしてあります。後者の要因はアルカスイス規格プレートの滑り止めのゴムがわずかにたわんでしまうからです。三脚座の取付け位置から微動装置までの距離が85mmと長いためにたわみが増幅されます。

あとは実際に使ってみて運用でカバーできるかどうか確認する必要があります。やっぱりダメだったとお蔵入りする可能性は少なくないような気がします。作ってみると市販品の14,840円がリーゾナブルであることが理解できます。

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コメント
こんにちは。

私もK-ASTECさんのマイクロフォーカスアジャスターを使っています。
とても良い製品で満足しています。
あとは神の目が欲しいです(苦笑)。
同じようなものを自作してしまうとは凄いですね。
早く星空のもとへ繰り出したいでしょう。
そう言えばやまねももんがさんのレンズには専用品があったのですね。使ってみて分かったのですがこの仕掛け少々気になるところがあります。三脚座を緩めてレンズを回転させたらフォーカスも動いてしまいます。鏡筒バンドのようなものにアジャスターを付けてレンズに装着すればよりシンプルな仕掛けになるような気がします。
  • 2014/06/22 09:46
  • | てらおよしのぶ |
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